アッケシ(北海道 厚岸蒸留所)

厚岸蒸留所の誕生

洗練された品格漂う風貌で目を引く生粋の東京人、樋田恵一(といたけいいち)氏。堅展実業株式会社社長であり、2017年11月より稼働した北海道の厚岸郡厚岸町の厚岸蒸留所のオーナーでもあります。

 

アイラモルトをこよなく愛し、ついにはこの日本でアイラモルトのようなウイスキーを自ら作りたいとの想いが高じ、場所探しに奔走しました。そして、結果的にここ以外は考えられないと選んだ土地が、北海道の厚岸(あっけし)町した。

 

ラムサール条約(水鳥湿地保全条約)にも登録されている別寒辺牛湿原(べかんべうししつげん)のど真ん中のピート層を掘り出し、発泡スチロールを敷き詰めて作った基礎の上に建つ(浮かぶ)蒸留所です。 

アッケシ(北海道 厚岸蒸留所)


北の大地が育むウイスキー

北海道厚岸町

蒸留所の周りには鹿の家族も訪れ、タンチョウヅルも羽根を休めています。特筆すべきは、水源のホマカイ川。まさにスコットランドのごとくピート層を通って湧き出たその水は茶褐色をしているのです。同時に、近い将来には、厚岸湾の影響を受けた海ピートと、内陸の牧場が広がる湿原地帯の山ピートの2つの個性を持つピートを使用し、自家製のピーテドモルトも製造する予定なのです。ピートと一言で言っても、15cm堆積するのに1000年もかかるのです。それを1メートルほど切り出し、数カ月乾燥させます。(ピートは80%が水分なのです)まさに大地の恵み(歴史的遺産)を贅沢に使わせて頂くのがピーティモルトウイスキーなのです。

 

厚岸の夏は最高25度前後、冬は氷点下20度前後という寒冷地でありながらの大きな寒暖差はアイラ島などのスコットランドには無い日本ならではの気候です。この寒冷低温帯での寒暖差こそ、本州や九州の蒸留所には無い北海道厚岸の大きな特徴です。

 

また、アザラシの生息する大黒島付近の荒波に船を浮かべ昆布漁をする漁師がいる厚岸湾から勢いよく空を翔ける海のミネラルをふんだんに含んだ海霧の風景はまさに映画の世界。この湿潤な気候旨い原酒の熟成に欠かせません。

 

そして、厚岸町内での大麦の生産も始まっています。同じく町内の森林での樹齢100年を優に超えるミズナラの試験的伐採も北海道庁森林室のお墨付きで、着実に進んでいます。

 

このように、厚岸蒸留所は圧倒的な大自然の恵みを受けたポテンシャルの高いウイスキーを世界に向けて発信して参ります。



ベンチャーウイスキー社の技術及び人材支援を受けて

また、各地の新規蒸留所の支援をしているイチローズモルトのベンチャーウイスキー社が唯一「正式に」技術指導の契約をしている蒸留所であり、プロジェクトの初期段階から、イチローズモルトの肥土伊知郎氏と樋田氏はスコットランドに何度も同行し、ポットスチルなどの蒸留機器の製造計画を進めてきました。

 

現場では、蒸留所所長の立崎勝幸氏により他社に例を見ないほどの徹底的な品質管理や数値管理がなされています。特に立崎所長は濃厚で澄んだ黄金色の麦汁を絞ることに並々ならぬこだわりを持っています。それはまさに超一流の和食の料理人がとる出汁のよう。濃厚で澄んだ黄金色の液体。それこそが厚岸モルトの様々な要素のベースとなります。

 

ちなみに立崎所長は大手乳業メーカーで管理職を務めており、その取引業務の最中に堅展実業の樋田社長と出会いました。樋田社長は立崎所長の卓越した才能とサラリーマンらしからぬ情熱を注視していました。ある時樋田氏は、ウイスキー製造の夢を立崎氏に告白し、もし現実となったら力を貸してほしいと言葉を投げ掛けたのです。

 

そして、その日はやってきます。

「手伝ってくれるって言ったよね?」

 

「えっ?!!!.......まじっすか?」

 

立崎氏の心は揺れに揺れました。そして、家族、親族いは大反対を浴びせられました。それもそのはず。立崎氏の両親は公務員。息子が大企業で管理職にまで上り詰めたのに、なんで50歳にもなって、、、。しかも、遠く離れた北海道の道東に単身で、、、。

 

しかし、立崎氏は決断します。自分の残された人生を樋田社長の夢にすべて掛けると。そして家族を置いて、遠く離れた北海道厚岸に移動したのです。休みの日も居ても立っても居られず、気が付けば蒸留所に身を置いている日々が続いているのです。

 

ところで、厚岸蒸留所のハウススタイルはアイラ島のごとくヘヴィリーピーテド麦芽を使用したスモーキーなモルトです。2018年2月27日には初めてのニューボーンウイスキー(但し、ノンピート麦芽を使用したもの)がリリースされ、以後半年単位でニューボーンのバリエーションが3回(3種)披露されますに。そして、東京オリンピックの頃には、初めての3年熟成のシングルモルトウイスキーがお披露目となります。ジャパニーズアイラモルトを目指した厚岸モルトウイスキーは、果たしてアイラを超えるのか?また師匠である秩父蒸留所のライバルとなるのでしょうか?乞うご期待!

 

有名雑誌 PENさん編集のPEN ONLINEでの秀逸な記事と映像をご覧いただけます!              https://www.pen-online.jp/feature/food/akkeshi_distillery-jp/1/

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